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モンテネグロのねこ事情 コトル編

ねことのくらし

安達 弘嗣

筆者 安達 弘嗣

不動産キャリア2年

丁寧な対応を致します




モンテネグロのねこ事情 コトル編 少し旅行記


***アドリア海の街 コトルに猫が多い歴史***

アドリア海に面したモンテネグロの世界遺産都市コトル(Kotor)が「猫の街」として知られるようになった背景には、古い港町ならではの歴史や地理的な要因が深く関係しています。


1. 船乗りたちを支えた「船員猫」のルーツ

コトルは中世からヴェネツィア共和国の支配下など、アドリア海有数の要塞都市・貿易港として栄えました。当時、世界中を行き来していた貿易船には、食料や貴重な荷物をネズミやヘビなどの害虫から守るために多くの猫が乗せられていました。

そうした船がコトル湾に寄港した際、あるいは船から降りた猫たちがそのまま陸に居着いたことが、この街に猫が増えたルーツとされています。


2. 街の守り神としての役割と定着

山と海に挟まれ、迷路のように入り組んだ石畳の旧市街を持つコトルは、猫にとって外敵が少なく、日差しを避けられる隠れ場所も多い理想的な環境でした。

さらに、かつてはペストなどの伝染病を媒介するネズミを退治してくれる存在として、また「幸運をもたらす象徴」として、住民や商人たちに大切に扱われてきました。


3. 現在に続く「街のシンボル」

現在、コトルの旧市街には数百匹もの猫が暮らしており、非公式ながら街のマスコットとして愛されています。野良猫でありながらも行政やボランティア団体(「Kotor Kitties」など)、そして観光客や地域住民によってごはんや水が与えられ、大切に保護・管理されています。

街中には猫グッズを扱うお店や「猫のミュージアム(Cats Museum)」まで存在し、歴史ある美しい中世の街並みと猫たちが共生する、世界中の猫好き憧れのスポットとなっています。


***現在のコトル旧市街の様子***

コトルの旧市街は、現在もたくさんの猫たちが暮らす「猫の街」として世界中の旅行者から愛されています。

近年の様子や特徴には、次のような見どころや現状が見られます。


  • 旧市街の至るところで出会える猫たち 

  • 迷路のような中世の石畳の路地、趣のある広場、教会の階段、お土産屋さんの軒先などで、日光浴をしたりのんびりと過ごしたりする猫たちの姿が日常的に見られます。


  • 地域による手厚い保護活動

  • 住民やボランティア団体(「Kotor Kitties」など)が中心となり、餌やりや避妊・去勢手術、健康管理が行われています。そのため、多くの猫が人懐っこく、毛並みも比較的きれいに保たれています。


  • 猫をモチーフにした観光スポット 街中には可愛い猫グッズを扱う雑貨店や、地元のアーティストによる猫アートがあふれています。また、猫の歴史や写真が展示されている小さな「猫のミュージアム(Cats Museum)」もあり、猫好き必見のスポットとなっています。


  • 観光客との温かい交流 世界中から訪れる観光客が猫たちにカメラを向けたり、そっと撫でたりして触れ合う姿が、コトルの穏やかで愛らしい風景の一部になっています。


街中をよく見ると

街中は城壁に囲まれ、迷路状の小道がはしっており、レストランやバー、そしてお土産物屋さんが並んでいます。

道に迷ってしまうほど。

そこかしこにネコが暮らしており、まさに人との共生・・・。



ざっくり地図 手書き







まずは旧市街の様子から


城壁です。


***コトル市街***






***近代の日本における猫と人間の共生***



猫と一緒に暮らしてみたいけれど、集合住宅や住宅密集地で本当にうまく共生できるのか、不安を感じている人は少なくありません。

一方で、適切な環境づくりや日常の工夫を行えば、猫にとっても人にとっても快適で安心できる住まいは十分に実現できます。
本記事では、猫と人間の共生という視点から、猫の習性や健康管理のポイント、さらに住まいづくりの工夫までを、初めて猫と暮らす人にも分かりやすく解説します。
日々の小さな配慮を積み重ねることで、近隣へのマナーにも配慮しながら、猫と長く幸せに暮らせる住環境を一緒に考えていきましょう。

猫と人間の共生とは?基本の考え方

日本では、猫をはじめとする伴侶動物が家族の一員として受け止められるようになり、飼育頭数も長期的に高い水準で推移しています。
一般社団法人ペットフード協会の全国調査では、猫の推計飼育頭数が犬とほぼ同程度かそれ以上となる年もあり、住まいの中で猫と暮らす家庭は珍しくなくなっています。
一方で、住宅が密集した地域や集合住宅が増えるにつれ、鳴き声や抜け毛、臭いなどをめぐる近隣トラブルも課題となっています。
そのため、猫との豊かな暮らしを実現するうえで、住環境と猫の飼育方法の両方を意識した「共生」という視点が重要になっています。

環境省は、住宅が密集した地域で人と犬猫が調和して暮らすための留意点をまとめた適正飼養の指針を示し、人と動物双方の快適な生活環境の維持向上を目標としています。
また、猫については完全室内飼育を基本とし、健康管理や終生飼養を徹底することが、人と猫の共生の土台であると位置づけられています。
この考え方は、猫自身を交通事故や感染症、迷子から守るだけでなく、ふん尿や鳴き声による近隣への迷惑を減らすうえでも重要です。
つまり、人と猫の共生とは、飼い主が適切な管理と配慮を行いながら、地域社会全体で穏やかな生活環境を保つ取り組みでもあります。

特に都市部の集合住宅では、建物の構造上、物音や臭いが隣戸や上下階へ伝わりやすいため、猫と暮らす際の配慮が欠かせません。
具体的には、室内でのトイレ管理や換気、消臭対策をこまめに行い、鳴き声が大きくなりやすい時間帯の遊び方やスキンシップにも注意することが求められます。
加えて、共用部での動物の移動方法を定めた建物の規約に従い、毛が落ちないようキャリーを利用するなど、他の居住者への思いやりも大切です。
このような日常的なマナーと近隣への配慮を積み重ねることで、猫と人が安心して長く暮らせる住まい方に近づいていきます。

項目 人と猫の共生の要点 集合住宅での具体的配慮
猫の飼育環境 完全室内飼育と健康管理 脱走防止と室内設備の工夫
近隣への影響 鳴き声や臭いの軽減 トイレ清掃と換気の徹底
居住者への配慮 共用部でのマナー遵守 キャリー利用と毛の飛散防止

猫の習性を理解して快適な室内環境をつくる

猫は自分の縄張りを大切にし、安心できる限られた空間で過ごすことを好む一方で、高い場所への昇り降りや隠れ場所への出入りなど、上下方向をいかした行動も好みます。
また、周囲の環境変化や大きな物音、来客などの刺激に敏感で、急な模様替えや生活リズムの変化が大きなストレスとなることがあります。
環境省が示す資料でも、猫の室内飼育では行動欲求を満たせる設備とともに、穏やかな生活環境づくりの重要性が繰り返し示されています。
まずは、こうした基本的な習性を理解したうえで、住まい全体を見直すことが、人と猫の双方にとって快適な暮らしにつながります。

猫の習性を踏まえた室内レイアウトでは、静かに休める安全な隠れ場所と、窓辺や棚の上などの高い位置から室内を見渡せる場所を両立させることが大切です。
環境省の普及啓発資料では、段ボール箱や布を掛けた棚などの隠れ場所と、棚や専用設備などによる高低差のある動線を組み合わせる工夫が紹介されており、限られた空間でも取り入れやすい方法です。
さらに、休息スペースはテレビや玄関付近を避け、生活動線から少し離れた静かな位置に設けると、猫が安心して眠ることができます。
このように、床面積を広げるだけでなく、高さと静けさを意識して配置を工夫することが、猫の心身の安定に役立ちます。

一方で、鳴き声やトイレの臭い、抜け毛、爪とぎによる傷などは、集合住宅や住宅密集地において近隣トラブルの原因となりやすいため、日常的な工夫が欠かせません。
環境省のガイドラインでは、室内飼育において清潔なトイレ環境の維持と、飼い主による適切なしつけや環境整備が、快適な居住環境の維持に重要とされています。
具体的には、トイレを静かで落ち着ける場所に設置し、こまめに排せつ物を取り除くこと、抜け毛を抑えるために定期的なブラッシングと掃除を行うことが有効です。
また、爪とぎ用の器具を複数箇所に設置し、好みの素材を選ぶことで、壁や柱への傷を減らし、人と猫が気持ちよく暮らせる住環境に近づけることができます。

配慮したい習性 住環境づくりの工夫 期待できる効果
高い場所を好む性質 棚上や窓辺に昇降経路 運動量の確保とストレス軽減
隠れて休みたい性質 箱や布などの隠れ場所 安心感向上と落ち着いた行動
清潔を好む性質 静かな場所の清潔なトイレ 粗相防止と臭いの軽減
爪とぎの習性 好みの素材の爪とぎ設置 家具や壁への傷の抑制

猫の健康を守る暮らし方と人との関わり方

猫の健康を保つためには、日々の生活の中で基本的な管理を積み重ねることが大切です。
毎日決まった時間に栄養バランスのとれた総合栄養食を与え、新鮮な水をいつでも飲めるようにしておくことが基本になります。
さらに、遊びや上下運動を通じて適度な運動量を確保し、肥満を防ぐことも重要です。
食欲や排せつ、被毛の状態、歩き方などを普段から観察し、少しでも気になる変化があれば、早めに動物病院に相談できるようにしておきます。

猫の健康と安全を守るためには、完全室内飼育に努めることが勧められています。
外に出る猫は、交通事故や他の動物との接触、感染症や寄生虫、人とのトラブルなど、さまざまな危険にさらされやすいとされています。
発情期の鳴き声や望まない繁殖を防ぐうえでも、不妊去勢手術には大きな意義があります。
加えて、迷子を防ぐために首輪や迷子札、マイクロチップなどで所有者が分かるようにしておくことが望ましいとされています。

室内で暮らす猫は、飼い主との関わりが心身の健康に直結しやすいことが特徴です。
やさしく声をかけながら撫でる、短時間でも毎日おもちゃで遊ぶなどのスキンシップは、猫の運動不足や退屈を和らげ、ストレス軽減にもつながります。
ただし、抱かれることや触られることを苦手とする猫もいるため、耳やしっぽの動き、体のこわばりなどをよく観察し、無理に触らない距離感を守ることが大切です。
このように、猫の個性や生活リズムに合わせた関わり方を意識することで、人も猫も安心して過ごせる関係を育てることができます。

項目 ポイント 期待できる効果
日常の健康管理 食事と水の管理、体調観察 病気の早期発見と予防
室内飼育と予防策 完全室内飼育と不妊去勢 事故防止と感染症対策
人との関わり方 遊びと適度なスキンシップ ストレス軽減と安心感

猫と人が長く幸せに暮らせる住まいづくりのポイント

集合住宅や住宅が密集した地域では、猫と暮らす際の音や臭いが近隣との関係に影響しやすいことを忘れてはいけません。
環境省が示す住宅密集地での適正飼養の考え方でも、鳴き声や足音、ふん尿による臭いへの配慮が重要なポイントとされています。
具体的には、防音性を高める床材やマットの活用、トイレのこまめな清掃と複数設置、換気や脱臭機器の併用などが有効です。
このような工夫を重ねることで、猫も人も快適に過ごせる室内環境と、周囲との良好な関係の両方を保ちやすくなります。

次に、引っ越しや模様替えの際には、猫が強い不安やストレスを感じやすいことを意識しておく必要があります。
環境省などが発行する室内飼育の資料でも、急激な環境変化を避け、慣れたにおいの付いた寝床やトイレを優先的に設置することが勧められています。
新居に入った当初は、猫を静かな一室に限定し、隠れ場所や高い場所を確保しながら、少しずつ行動範囲を広げると安心しやすくなります。
家具の配置替えを行うときも、猫のお気に入りの場所を完全に失くさず、段階的に移動することで、不安を和らげやすくなります。

さらに、災害時を想定した住まいづくりと日頃の備えも、長く暮らすうえで欠かせない視点です。
環境省の災害対策情報では、平常時からキャリーケースやハーネスに慣らし、基本的なしつけや健康管理を行っておくことが、同行避難を円滑にするうえで大切とされています。
自宅では、キャリーケースを普段から部屋に出して寝床や隠れ場所として使わせることで、非常時にも自ら入ってくれる可能性が高まります。
フードや飲料水、トイレ用品、常用薬、飼い主と猫の情報をまとめたメモなどを一定期間分備蓄しておくことで、もしもの時にも猫とともに安全に避難しやすくなります。

住まいづくりの視点 具体的な工夫 期待できる効果
音と臭いへの配慮 防音マット設置とトイレ清掃 近隣トラブルの予防
環境変化への配慮 慣れた物品の優先配置 引っ越し時の不安軽減
災害への備え キャリー慣れと物資備蓄 同行避難の円滑化

まとめ

猫と人が心地よく共生するためには、猫の習性を理解しながら住まいを整えることが大切です。
鳴き声やトイレ、抜け毛などへの配慮を行えば、集合住宅でも近隣トラブルを抑えやすくなります。
さらに、完全室内飼育や健康管理、災害時の備えをしておくことで、猫の安全と家族の安心を守れます。
当社では、猫と人が長く快適に暮らせる住まい探しや間取りの工夫についても丁寧にアドバイスしています。
猫との暮らしを見据えた住まいをお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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